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皆さん、こんにちは。介護士こらそんです。
今日は認知症の検査ツールとして使われている
「長谷川式」についてお話ししてみたいと
思います。

正式名称は「長谷川式簡易知能評価スケール」
と呼ばれ9問の質問に答えて頂くだけです。
そして、9問の回答内容をもとに採点化し
30点満点中20点以下の場合は認知症の可能性
が高いと判断されるツールとなっております。

質問としては、年齢を質問したり今日が何年
何月何日か?何曜日ですか?などの質問があり
ます。また、長谷川式を作るにあたり高齢者の
集中力を考慮して短時間で回答できるように
門設されたり視力の衰えが回答を難しくさせる
可能性がある事から視覚的な要素は問題に加え
ないといった配慮がなされております。

長谷川式簡易知能評価スケールを考案した
長谷川和夫氏について少し説明致します。
長谷川氏は、幼少の頃に読んだ野口英世の伝記
に影響を受け医者になる事を決意し、1953年
東京慈恵会医科大学を卒業した後、アメリカに
留学され同大学の精神神経科助教授に就任。
長谷川式簡易知能評価スケール発表後は、
国際アルツハイマー病協会第20回国際会議
組織委員長も務め、2002年には聖マリアンナ
医大の理事長に就任されたり、認知症介護研究
・研修東京センター名誉センター長でもある
認知症研究の第一人者です。
そんな長谷川氏が認知症なのはご存知ですか?
2017年に嗜銀顆粒性認知症であることを
公表されました。
公表後に一冊の本を出版され、その本の中で
「認知症は病気ではない」と仰っていたのは
大変興味深い内容でした。
気になる方は、是非読んで見て下さいね。