皆さん、こんばんは。介護士こらそんです。
今日は、いつもの小話ではなく現場にある
話しをリポートして行きたいと思います。

とある認知症の利用者様(A様)がトイレ拒否が
強い時がありました。午前、午後とトイレ誘導
を定時(決められた時間)に行うはずなのに、
職員「Aさん、トイレ拒否の為、連れて行けま
せんでした。」とか「本人が嫌がっているので
誘導してません。」とか言う職員さん皆さんの
周りにいませんか?
その結果、5〜8時間位トイレ誘導していない
とかありませんか?

こう言った環境や状況になりやすい施設は、
倫理観が薄い職員が多いように思います。
私が言う倫理観とは、
「生命倫理の4大原則」
のことです。
生命倫理には、4つの原則があり
・自律尊重原則(自己決定の尊重、支援)
・善行原則(利用者様にとって最善を尽くす)
・無危害原則(少なくとも害は為すな、避けよ)
・公平、公正原則(すべての人を公平に扱う)
の4つがあります。
そして、出来ない職員ほど、「自律尊重原則」
を選び掲げる傾向が強いと思います。

仮に「自律尊重原則」を選んでも良いと思うの
ですが、逆に「善行原則」や「無危害原則」、
「公平、公正原則」の倫理はどこに行って
しまったの?って話しなんです。
トイレに行きたくない→自律尊重原則かも
知れませんが、パット内に排尿がたまりすぎて
皮膚が弱い人だとかぶれたり発赤が見られたり
するかも知れません。その時に「無危害原則」
や「善行原則」の倫理に反していると思います
し、他の利用者様はトイレに行っているのに
A様だけ行ってないのは「公平、公正原則」に
反してますよね。
この様に生命倫理の4大原則に当てはめると
色々な葛藤やジレンマが職員には起きるはず
何ですが…

何も考えずに本人の意思だからと言う理由で
何もしない介護職員は、要注意です!
そんな職員さんは、生命倫理から教えると
良いと思います。
以上、現場からこらそんがリポートしました。